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眼球の模型を作る
科学教育研究協議会愛知大会お楽しみ広場 2007/08/03
Hu_Tiang_TODA
伊藤M.さんから紹介のあった眼球の模型を量産できるようになったので紹介します。
【材料】透明なスチロール半球 2個、サンドペーパー(800番か1000番) 1片、凸レンズ 1枚 Oリング 1個
その他のものは各自で用意する。
ヤスリ、アクリルペンキ(白、黒)、接着剤
【作り方】
- 危険な作業となる眼球の瞳の部分は穴があけてある。ヤスリで穴のあいた半球のバリをとる。
このとき擦りすぎて穴を大きくしすぎると、レンズの位置が網膜に近づきすぎるので注意してください。
レンズと網膜の距離をうまく合った材料を調達することに苦労しました。
レンズと網膜との距離を調節できるアイデアがあれば教えてください。 -
穴のあけてない半球の外側をサンドペーパーで擦り、全体が一様にすりガラスのような状態になるまで磨く。
このとき、水をつけながら作業するといいでしょう。 -
穴の開いた半球の内側には黒の水性塗料を塗ります。乾いたらもう二三度重ね塗りをすると塗り斑が起こりません。
本物の眼球も内側が黒くなっていて散乱光を吸収するようになっているようです。 -
穴の開いた半球の外側には白の水性塗料を塗ります。乾いたら二三度重ね塗りをします。
レンズを接着するところにはペンキが付かないように注意します。 - 穴の内側に接着剤でOリングとレンズを取り付けます。
-
両方の半球を組み合わせ明るい方角の景色に向け、網膜上にできた光を確認します。
穴を大きくしすぎたときて像のピントが合わないときには両半球の間に厚紙を挟むなどして網膜の位置を調節します。
遠視モデルとして眼鏡をかけてピントを調節することもできるのではないでしょうか。
【課題】
知り合いの眼鏡屋さんに古いレンズをもらえたので、
多少焦点距離の異なるレンズを使えば遠視や近視のモデルを作り、眼鏡をかけて焦点距離を調節するモデルもできるのでしょう。
なお、材料の残りが少しあります。欲しい方は連絡してください。
【参考】Maryland大学物理教材