ウクライナ語学習を始める
ウクライナ語の学習を始める
21世紀のはじめSARSが流行し始めたころ、物理教育関連でウクライナ訪問の話が出され、ウクライナ語に興味のもちました。
次の書籍でウクライナ語の学習を始めました。
- 『ウクライナ語入門』第2版 中井和夫著 大学書林
- 『ウクライナ語基礎1500語』第1版 黒田龍之介編 大学書林
ウクライナ語の単語帳を作る
ウクライナ語の単語帳をエクセルファイルで作る
始めにはウクライナ語の単語帳を作っていましたが、
どこにその単語を書き留めたか記憶が定かでなくなることを経験し、
エクセルファイルとして単語帳を作れば探す手間が省けると思い、パソコンに入力することにしました。
検索機能が使えるのは便利ですよね。次のようなファイルを作りました。
並べ替え機能を使えば、日本語から対応するウクライナ語を探せるようにもできますね。
| ウクライナ語 | 品詞 | 日本語 |
|---|---|---|
このような仕事は"R"というプログラムでも扱うことができると思いますが、
分かる方は教えてください。
ウクライナ語をエクセルで検索
ウクライナ語をエクセルで検索
ウクライナの平和のためにウクライナ語を学びたい方には役立ていただきたいと思います。
ウクライナに平和を
ウクライナに平和を
戦争はダメだ!Не війна!
ウクライナに平和を!Мир Україні!
世界に平和を! Мир миру!
韓国での物理教育の国際会議ではそこに参加していたウクライナの先生、ロシアの先生と一緒に
"モスクワ郊外の夕べ"を歌いました。
あの方たちがお互いに敵国同士になるなんて!
インドヨーロッパ語族を学習するには
インドヨーロッパ語族を学習するには
いろんな言語を学習してきましたが、インドヨーロッパ語族の言語を学習するにはどのように取り組んだらいいのでしょうか。
私の経験から考えても言語学の研究者たちが述べているように
その基礎として古代の言語のラテン語とギリシャ語取り組んでおくことをお勧めしたいと思います。
例えばここで取り上げたウクライナ語も名詞の格変化はラテン語やギリシャ語と同じように多くの格変化をします。
格変化の多さにびっくりします。
主格、生格、与格、対格、造格、前置格と呼格というものもあります。
ラテン語やギリシャ語と比べてください。ほとんど同じように格変化します。
ロシア語とウクライナ語は同じキリル文字を使っています。
日本語における標準語と関西弁ほども違いはないように思います。
名詞の格変化だけでなく私が関心を持ったのはものの数え方です。なぜでしょうか。
各言語で一番基本的なことは物を数えることが必ずあると思います。
語族というからにはものの数え方も共通するように想像します。
みなさんも同じ語族に入る言語においてものの数え方がどのように似ているか調べてみましょう。
私も次の言語での数え方を調べてみました。
ラテン語、ギリシャ語、英語、ドイツ語、フランス語、デンマーク語、
スウェーデン語、ロシア語、フィンランド語、チェコ語、ハンガリー語、ベトナム語 ・・・・
この中にインドヨーロッパ語族に入っていないものがあります。それはどれとどれでしょうか。
気になって学習し始めたサンスクリット語は
インドヨーロッパ語族であるためその数え方はよく似ています。
でも文字を覚えるのが大変です。出来ればサンスクリット語で般若心経を読んでみたいです。
アジアでは漢語の影響力が大きいです。
日本語だけでなく、ハングル、ベトナム語にも漢語から来た単語が多いのには改めて驚きます。
いろいろな言語で数を数える
いろいろな言語で数を数えてみるとそれぞれの言語のグループ分けができるのではないでしょうか。
いろいろな言語で数を数えてみるとそれぞれの言語のグループ分けができるのではないでしょうか。
インドヨーロッパ語族はお互いに兄弟や親戚のように似ているのです。
だから数の数え方も互いに似ていると予想できます。
現在ではインターネットで簡単に検索できます。発音も検索して比べて聞いてみましょう。
一覧表にしてみると見えてくるものがあるので、
ここに私がわかる範囲で各言語での数え方を調べてみることにしました。
他の言語についてみなさんも調べてみましょう。
| 算用数字 | 日本語 | 日本語 | ハングル | ハングル | ベトナム語 | ベトナム語 | ハンガリー語 | 英語 | ドイツ語 | オランダ語 | スウェーデン語 | フランス語 | イタリア語 | チェコ語 | ロシア語 | ウクライナ語 | ラテン語 | ギリシャ語 | サンスクリット語 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 一つ | 一 | 하나 | 일 | mọt | nhất | egy | one | eins | en ett | un | uno | jeden jedna jedno | один одна однo | один одна одне | unus a um | eka- | ||
| 2 | 二つ | 二 | 둘 | 이 | hai | nhi | kettő két | two | zwei | tva | deux | due | dva dve | два две | два' | duo ae o | dvi- | ||
| 3 | 三つ | 三 | 셋 | 삼 | ba | tam | három | three | drei | tre | trois | tre | tři | три | три' | tres tria | tri- | ||
| 4 | 四つ | 四 | 넷 | 사 | bốn | tứ | négy | four | vier | fyra | čtyři | четы'ре | чоти'ри | quattor | catur- | ||||
| 5 | 五つ | 五 | 다섯 | 오 | năm | ngũ | őt | five | fünf | fem | pět | пять | пя'ть | quinque | |||||
| 6 | 六つ | 六 | 여섯 | 육 | sáu | lục | hat | six | sechs | sex | šest | шесть | ши'сть | sex | |||||
| 7 | 七つ | 七 | 일곱 | 칠 | bảy | thất | hét | seven | sieben | sju | sedm | семь | сi'м | septen | saptan- | ||||
| 8 | 八つ | 八 | 여덜 | 팔 | tám | bát | nyolc | eight | acht | åtta | osm | во'семь | ві'сiм | ||||||
| 9 | 九つ | 九 | 아홉 | 구 | chín | cửu | kilenc | nine | neun | nio | devět | де'вять | де'в'ять | noven | navan- | ||||
| 10 | 十 | 十 | 열 | 십 | mưới | thập | tiz | ten | zehn | tio | deset | де'сять | де'сять | decem | |||||
| 11 | 열하나 | 십일 | mười mọt | tizenegy | eleven | elf | elva | jedena'ct | оди'ннадцать | одина'дцять | |||||||||
| 12 | 열드- | 십이 | mươi hai | tizenkető tizenkét | twelve | zwölf | tolv | dvana'ct | двена'дцать | двана'дцять |
インドヨーロッパ語族のまとまりや漢字圏のまとまりも見えますね。
【参考文献】| 書名 | 編・著者 | 出版社 | 出版年 | 価格 | 言語 | 語族 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|