サイレンタイプのアルミ缶楽器

穴あけ用設計図

【用意するもの】

アルミ缶 千枚通し 自転車ののスポーク モーター 電池およびホルダ 銅管あるいはゴム管、

【原理】

 物が振動すると音が出ます。その振動数  を変化させると、いろいろな高さの音が出ます。
そこで、ちょっと工夫をしてきれいな音階を出す楽器を作ってみましょう。
  ジュースなどの空き缶に、ぐるりと1周 するように沢山の穴をあけ、この空き缶をモーターで回転させます。
そして、穴に向かって、ストローで息を吹きかけると、音が出ます。
空き缶の穴に空気を吹き込むのは、歯車楽器で、歯車に名刺などを当てるのと同じことです。
  歯車の歯の数を変えたように、空き缶に あける穴の数を変えると、このアルミ缶で作った回転楽器でも、小さな音ですが、
美しい楽音を作り出すことができます。空き缶回転楽器を作って演奏してみましょう。

【材料】

 アルミ缶、直流モーター自転車のスポー ク(φ1.95㎜)、とナット、銅パイプ(2×3 ×20)、プラプッシュ画びょう、くぎまたは千 枚通し、セロテープ、ストロー

アルミ管楽器

【製作】

  1. アルミ缶の上部と底の中心にでφ2㎜の穴をあけます。
  2. アルミ缶の上部と底の中心にでφ2㎜の穴をあけます。
  3. アルミ缶の側面に穴の位置を印刷した細長い紙(ド下ミファ…の振動数 に対応した+の印が沢山印刷してある紙)を 上下にずれないように貼り付けます。
  4. +の印の中心に、プラプッシュ画びょうを突き刺して、ちいさな穴をあけます。 さらにこの穴にくぎまたは千枚通しを使って穴を広げます。
  5. アルミ缶の中心にスポークを通し、ナットとセロテープで固定します。
    次にスポークをモーターの軸を銅のパイプでつなぎます。緩くてスポークが動くときには少量のセロテープで固定します。

【演奏】

  モーターを電池につなぐと空き缶が回転するので、 この回転する空き缶の側面にストローで息を吹きかけます。
ストローは空き缶に直角に当てるといい音が出ます。簡単な曲を演奏してみましょう。
 このアルミ缶楽器の教材を科教協山梨大会で発表しました。
項目だけとなりますが、その他山梨大会で紹介した私の実践をここに載せておきます。
真似でもいいから生徒たちの目も輝くような教材を広めていきましょう。
もちろんいろんなところで発表したり、本を書くときにはどこからアイデアをもらったのか、
きちんと参考文献として掲げ、その人に敬意を表さなければなりません。