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一人ひとりに丁寧な保育で子どもの成長を見守ります。緑区神沢2-1408、健生保育園

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〒458-0014 愛知県名古屋市緑区神沢2-1408

保育方針の詳細についてpolicy-1

自由な発想を生かし創意工夫の幼児教育

教育方針イメージ

赤ちゃんの知的な活動は大人より活発で、想像力や学習能力は大人よりはるかに高いことが解っています。赤ちゃんの神経回路は大人より多く、成長するにつれて「刈り込まれ」、概念や分類で整理されるます。赤ちゃんは大人より多くの情報を収集し、自由に発想するのですが、それを抽象的なカテゴリーに入れないで一つ一つ具体的に考えます。思考力も記憶力もありますが、それを「私の記憶」として系統的に分類はしません。

こうした自由な思考は言語を習得するにつれて概念化され、いろいろな行動を「自分のやったこと」と認識し、それに対する責任を感じるようになります。つまり従来の幼児教育が想定しているように、大人は幼児という白紙に知識を書き込んでいくのではなく、無秩序で豊かな子供の想像力を社会の秩序という「型」にはめていくのです。

そして幼児期に「ハードウェア」として形成された脳の回路は、一生変わることはないことが解っています。学校で教わる知識は、それを動かすソフトウェアなので、幼児期の回路形成が人的資本に決定的な影響を及ぼします。イノベーションを高めるには、幼児期の自由な発想を生かしながら教育する工夫が必要でしょう。<哲学する赤ちゃんより抜粋>
*参考文献:哲学する赤ちゃん 著者:アリソン ゴプニック 亜紀書房(2010-10)


脳科学の観点から早期の育成

目標イメージ

文部科学省も「脳科学と教育」の重要性を記載しています。「脳科学と教育」研究に関する検討会」

●3歳までに脳の8割が完成する(三つ子の魂100まで)
子供の未来の可能性を左右するのは、「3歳までの幼児教育・しつけ」といわれ、脳の8割が完成します。
この時期を過ぎると「10歳までの教育・育成」が最後の環境作りと言えます。子供が3歳までの時期は、親は育児だけでも、ものすごく大変です。ケガなく健康に育てることだけでも、ノイローゼになるほど気を使うものですが、この時期に子供の脳は最も成長するので、もうひとつ頑張ってあげて、未来のために「しつけや適切な幼児教育」などの環境を整えてあげることが大切です。ことわざに「三つ子の魂100」までとありますが、現代の様な科学が無かった昔でも人々は経験的に3歳までのしつけや教育の大切さを知っていたと言う事です。現在の脳科学でそのことが解明され幼児教育・育成の発展に大きな影響を与えつつあります。

●優しい心は、0〜3歳の育児と育成環境が育む
私たちは、脳が急速に発達する0〜3歳の育児において、しつけや教育などの育児環境の大切さを長年の赤ちゃんや子どものさまざまな研究から学びました。特に0〜3歳の重要性は近年の脳科学でも解明されつつあります。優しい心を育むためには、この時期のお母さんやお父さん、周りの人とのあたたかいふれあいと、そこに寄り添う支援者(育児・教育・健康等)や育成環境がとても大切だと私たちは考えています。だからこそ、子育てをサポートするより良い育成・教育・健康の育児育成支援を提供し、こどもたちの園での生活や家庭での生活をいつも快適に過ごせるように総合育成(しつけ・教育・感性・健康)サービスを園での生活を通して提供したいと考えています。

 健生保育園 脳のシナプスの密度と年齢の関係 胎児から 3歳の間に、脳は急速に発達します。脳のシナプスは生後2カ月〜4カ月で急激に増え、8カ月で最大となり、3歳頃には大人とほぼ同数に。この時期は人間の脳にとって特別な期間なのです。 
 健生保育園 年齢による脳の発達  このグラフは、年齢と脳の発達度合いを示しています。刺激を受ける・受けないに関わらず、3・4歳の時点で脳の発達の8割が完成します。
そして、10歳になると脳の9割の発達が完成してしまいます。つまり、脳の発育・発達は、10歳までに完了するので、子供が10歳になるまでに、 できるだけ良質の刺激を与えてあげなければいけないのです。
10歳以降には、ほとんど脳が完成していて、発達の余地が少ないので、できるだけ、子供が小さい頃から、発育の環境を整えてあげる必要があります。

安全な運動指導で身体と脳(心)の発達


   人はどのような環境・社会で育てられるかによって獲得する運動・行動が異なる。子供の場合は特に顕著に現れるので、大人は急速に発達しつつある子供の生理的・心理的欲求を満たしながら保護していかなければならないのです。例を挙げると、基本的生活習慣として、食事・睡眠・着脱行為・清潔等の行為。これらの流れを慣習化し、生活のリズムを獲得していくのです。最近は核家族化や周囲との疎遠環境により地域や集団で子育ての機会が減少しています。運動・行動面でも様々な影響や問題が指摘されています。

だいぶ前から子どもの体力低下が指摘されています。文部科学省が集計したデータにも表れていますし、朝礼の途中で倒れてしまう子の事例もありますので、体力低下は間違いなさそうです。どこがどう問題なのでしょう。子どもに変化があれば、当然、社会や親、つまり自分達にも責任の一端があるのでは、と考えるべきでしょう。
 体力は、全てにわたって落ちているのでしょうか?以前に比べ、体格は大きくなっていますが、運動経験がものをいう投能力や持久力は低下しています。運動経験、運動習慣がないと、生活のメリハリがなく、睡眠リズムが乱れ、朝食抜きになって元気が出ないという悪循環や、転んだ時に対処できずに骨折する子も増えているようです。面接調査の結果では、「忙しい」「疲れてる」「面倒だから」が運動をしない理由だそうですから、気力や意欲も低下しているように思えます。学校体育に関する調査では「体育は楽しい」と80%の子が答えていますし、先生の感覚では「からだを動かすことを嫌う子は少ない」ということですので、何らかの事情で運動から遠ざかってしまう子がいるようです。
健生保育園の保育士と3人の園児
健生保育園 写真 4人家族
健生保育園 社員 家族4人 1本木編

 健生保育園 子どもの年齢と脳の発達 からだの発達は脳の発達に比べ緩やかであるが、運動によって健康な生活を営む上で必要な身体を作っていきます。
 知能や言語の発達は運動と密接な関係があります。年齢に応じて運動をさせていくことは健康につながると共に、知能や言語や社会性の伸長につながっていきます。
 幼児期に触角、視覚、聴覚を刺激することが大切であると言われています。運動を通して手で触れる、目でとらえる、耳で感じて動くということが、子供の精神や身体の成長を促していくのです。

最近は外遊びが減って、自然体験や実体験の機会が失われ、逆にAV機器、コンピュータゲームの普及でバーチャル体験、疑似体験が増えていて、悲惨な少年犯罪の遠因とする意見もあります。実体験の大切さ、例えば、「痛さ」は体験しないと分からないものです。何回か転べば、「他人の痛み」も想像がつき、「共感する(シンパシー)」ことが可能になります。やみくもに何でもかんでも経験させるのは危険でトラウマを生ずることもありますが、ある程度体験させておいた方が良い痛さや辛さもあると思います。「卑怯」ということも体験しないと、何故いけないのか、分かりにくいものです。出来なかったことが出来るようになった達成満足感は、数学の問題が解けた時も同じでしょうが、運動やスポーツの場合は全身でそれを感じられ、見せびらかさなくても周囲に認めて貰えます。今の社会では、子ども一人一人の評価を避ける傾向があり、「組織やチームへの貢献」とか「皆で勝ち取った勝利」といった美辞麗句の前に、その子なりに頑張ったことがかすんでしまいます。勝ってもおごらず相手をさげすまないことを教育した上で、結果や過程を誉めてあげてることが必要です。一方で、負けを認め次に何をすべきか?コツコツ努力する意味や姿勢の大切さも学ぶ事が必要です。

こうして見ると、体力低下だけでなく運動習慣がないことの弊害も大きいようです。睡眠リズムが乱れ、生活習慣が乱れ、身のこなしも悪く、チョッとした転倒でも骨折してしまう。室内遊びの疑似体験だけでは人の痛みが分かりません。ただ見守っているだけではなく、意識的にある程度の経験をさせることで子どもは成長していきます。痛み、辛さを経験すれば、理不尽に周囲に痛みや辛さを与えてはいけないことが、肌で分かると思います。最近では、同学年以外の子と遊ぶ機会も少ないようですが、年上の子にいたわってもらえば、自分も年少の子に優しく接することが出来るようになります。

 遊びや運動・スポーツの中から、子ども達はさまざまなことを「学び取って」いきます。大人は、その時間、空間を確保することに気を配るべきだと考えます。スポーツで何かを「教えてあげよう」とすることは、運動・スポーツの得意でない子にはおしつけがましく窮屈なのかもしれません。しかし、楽しく身体を動かす工夫や配慮を周囲が行う事で運動が苦手な子供達も楽しく身体を動かし健康な身体をつくる事ができるのです。「たかが運動・レクレーション・スポーツ」と思わず、「昔やっていたから」と安易に考えず、子どもの発育発達や運動やスポーツが不得意な子の心理に充分な配慮と工夫をおこない健やかな成長を支援いたします。

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