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5.内部被曝を防ぐには

ゴフマン博士による評価による
扶桑社 小出裕章著『原発のウソ』より

事故直後には放射性ヨウ素を体内に入れないようにヨウ素剤を服用する。
もちろん心臓疾患があるなど副作用の心配な人は医者の指示で服用しなければならない。
よう素剤が手に入らないときには汚染されていない海草類を食べる。
外出はできるだけ避け、外出時には帽子、マスク、長袖を使い、帰宅時にはうがいやシャワーをする。放射能の雨(特に降り始めの雨)にはぬれないようにする。
このように事故直後緊急時の注意について いろいろな本などで紹介されているので、ここでは個人で現在できる内部被曝対策について考えてみたい。

個人でできる低線量被曝対策

食べ物に気をつけた人、つけなかった人による

七つ森書館 高木・渡辺著『新装版 食卓に上がった放射能』より

食物の中のセシウム量の変化

被曝をしないように気をつけた人と気にしなか った人で体内に入る放射性物質の量が2倍も違う

このことはチェルノブイリの後ドイツでの経験から分かっている。
しかし、放射線による内部被曝対策も書物によりまるで逆と思われることが書かれていることもあり、
よく分からないのが正直なところである。
思いつくままに列挙する。分からなくとも気がつくことは何でもやろう
原子論的に考えられることは何でもやってみよう。

  1. 五大栄養素をバランスよく摂取すれば抵抗力が高まり放射性物質の体内蓄積を減少できる。
    免疫力を高め、癌対策や老化防止に役立つ料理が放射線対策としてもよい。
  2. 子どもにはできるだけ汚染されているものは食べさせない。
  3. 中部地方より西では野菜はできるだけ自分でつくる
  4. 米は西日本の親戚から送ってもらう。
  5. 食材の生産地を調べる。物によっては外国産のほうがよいことがある。
  6. 海底にすむ魚や貝はできるだけ避ける。
  7. 魚は日本海産または西日本産のものを選ぶ。川や池の淡水魚は避ける。
  8. 魚の内臓や骨は食べない。
  9. 調理済みの惣菜は買わない。
  10. 調理の仕方で放射性物質を取り入れないように工夫する。
  11. 調理をするときできるだけ野菜の皮をむき、付着する土を取る。
  12. 椎茸などもできるだけ皮をむく。出汁をとるときも一度は汁を捨てる。
    七つ森書館 高木仁三郎著『新装版 チェルノブイリ原発事故』より
  13. 中部地方より西では牛乳の産地銘柄は地元生産者の物を選ぶ。
  14. ヨーグルトは自家製で、乳清は半日くらいコーヒーフィルターで濾して食べる。
  15. 外食は避ける。

cf. 『自分と子どもを放射能から守るには』ウラジーミル・バベンコ 世界文化社
cf. 『福島原発事故 放射能と栄養』白石久二雄 MPミヤオビパブリッシング
cf. 『細胞から元気になる食事』山田豊文 新潮文庫

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