ランチタイム

オフィスのちょっとした息抜きに、お昼休みネタを作ってみました。13:00のチャイムが鳴ったら、そのままExcelで事務作業をお続け下さい。

お絵かきロジックアナライザ

ダウンロード 専門の雑誌も多く出版されているお絵かきロジックですが、サイズの大きなものになると非常にメンドウな上、解答用紙に直接描き込んでいくとミスったときのダメージも大きなものです。「これってマス目をワークシートに対応させれば、Excel VBAでイけそう」と思いついて開発を始めてはみたのですが、やはりこのテのものって結構ネットで公開されているワケで、まぁ、今更ではありますがせっかく半年もかけたのでリリースしてみました。ヒント入力のサポート機能もかなり充実していますので、100マスくらいのビッグサイズでも昼休み中になんとか入力できるでしょう。苦労して入力した問題を、PCがせっせと解いていく様を眺めているのも、なかなかいいモノですよ。

特徴

  • 200×200のシートサイズに対応
  • 強力なヒント入力エラーチェック
  • ヒントデータのセーブ/ロードが可能
  • 背理法の適用を最小限に抑え、できるだけ確定的に分析を進める
  • ヒント入力支援機能によりテンキー(0〜9 Enter)のみで入力可能

PCを使うのですからチカラワザで分析を進める手も「あり」で、背理法(あるマスを白または黒と仮定して分析を進めた際、途中で矛盾が生じれば最初の仮定が間違いとする方法)をバンバン使っていってもいいのですが、シートサイズが大きくなると、矛盾発生時のペナルティも多大なものになり、分析時間が膨大になってしまう恐れがあります。開発は「安定して速い」を目指し、できるだけ確定的に分析を進めるよう心掛けました。実際に自分で問題を解いていく中で「ここが白ならここまで黒だよなぁ」と思考する確定的な手法を数式化し、背理法の適用を最小限に抑えるよう努めていますので、分析中の動きを見ていると自分の分身が代りに問題を解いているような気分になります。この辺りの詳しい内容は、お絵かきロジックアナライザ開発記を参照して下さい。

更に、たとえ分析アルゴリズムがしっかりしていてもヒント入力に手間が掛かっては、結局「メンドくさい」と敬遠されるのではないかというコトで、ヒント入力支援機能にも力を入れています。ヒント欄で何も数値を入力することなくEnterが押されたら、次の入力位置にジャンプするようにし、矢印キーやマウスを使わなくても連続的に数値入力できるようにしています。キーパンチミスがなければ数値キーとEnterキーのみで入力が完了します。

参考までに、現在までトライした問題のなかでもサイズの大きかった問題を分析した結果は以下の通りです(ver1.16からは背理法アルゴリズムの見直しにより、大幅な効率化を実現しました)。

    [ 180×60 背理法適用 分析パス数2309 ]
  • Win95 Excel97   Pen(200MHz)    30分程度
  • Win98 Excel2000 Cel(566MHz)    10分程度
  • WinXP Excel2003 Pen4(2.93GHz) 3.5分程度

姉妹品として「デザイナー」「プレイヤー」「インスペクター」「デベロッパー」などを予定しています。

エラーリポート

「何回も見直してヒントは間違いないのに問題が解けない」「途中でエラーメッセージが出て止まってしまう」「マクロエラーで強制的に中断させられる」など、不具合を発見された方はメールにてお知らせ下さい。今後の改良の参考にさせて頂きます。またエラーリポート以外のご意見も承っております。

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