1)ペンローズによる不可能三角形図形

実物を見れば「なんだ!そんなことか」とすぐに分かってしまいますが,ペンローズによる不可能図形の証拠写真を見せて その写真から3次元の姿を想像してもらいます。皆さんも考えてみてください。

 私たちはものを見てどんなものかを認識します。3次元の世界から目に入る光が,網膜上に像を結びます。
ここまでは純粋な光学の問題として考えることが出来ます。 不思議にも私たちはその2次元の情報から3次元の世界を認識しているのです。
ひとつの3次元の物体をある位置から見てできる網膜上の像はひとつしかありません。
しかし逆にひとつの網膜上の像を作る3次元の物体の可能性は無限にあります。
いろいろな物体からの写像として網膜上に同じ像を結ぶことがあるのです。
そのことを考えるきっかけにしようと作ったのです。最近はこれを利用したコマーシャルも現れましたね。

*分野:光,生物,認知科学

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