ダイアモンドの4C

ダイアモンドのカラーダイアモンドのカラットダイアモンドのクラリティー
4C、つまり、カット、カラー、カラット、クラリティーはダイアモンドを分類するための重要な指針で、世界中で使用されています。4Cそれぞれの相互作用によりダイアモンドの個性を簡単に説明することができます。
1. カット(CUT)
熟練した研磨師(ダイアモンドをカットする人)は、ダイアモンドに輝きをもたらす角度と形を計算します。美しくカットされたダイアモンドは、ファセットからファセットへと光を内部で反射させます。
その光が石の表面に分散しさらに反射した結果、明るさと輝きとして表出するのです。深くまたは浅く削りすぎたダイアモンドは、反射した光をそのまま外へ失ってしまい、結果的に輝きを失います。
カットは4Cの中で、唯一人間の手が加わっているものです。カット以外のカラー、カラット、クラリティーはダイアモンドが地球の内部で形作られる過程で決定されます。

ダイアモンドのカッティングには、優れた技術と経験が必要とされます。研磨師はダイアモンドの原石の非常に小さな表面(ファセット)をカットすることで、クラウン(上方部分)、キューレット(底部分)、テーブル(天面部分)、ガードル(間接部分)、パビリオン(下部)を作り上げていきます。

ファセットが精巧なバランスになった時、初めて輝きが最大になります。

カットの仕方によって、ダイアモンドはラウンド、マーキス、ペア、ハートなどに形作られていきます。カットとともに、ダイアモンドの輝きを作り出す上で作用するのがカッティングスタイルです。カッティングスタイルは3つの基本的なタイプ、ステップカット、ブリリアントカット、そしてミックスカットに分類されます。


ラウンドブリリアントカットでは、他のどのカットよりも光を反射することが科学的に証明されており、すべてのカッティングスタイルの中で最高の輝きを放つと考えられています。ステップカットは、階段の段(ステップ)のように、ファセットが組み合わさっています。エメラルドやバゲットはこのスタイルの例です。
ミックスカットには、ステップカットとブリリアントカットの両方の技術が組み合わされています。
ラウンドブリリアントカットの等級は下のように1〜8までのカットの評価基準によって5段階に分けられています。
最近ではカット技術の格段の進歩により、エクセレントカットの中でも3段階に分けられ、エクセレント(EX)、エクセレントハートアンドアロー(EXH)、そして最上級のトリプルエクセレント(EEE)カットの表記がされるようになりました。



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