憲法論争は2つに収斂


――9条2項と立憲主義――

  8・19愛知年金者組合の「平和を語るつどい」に参加して感じたことです。憲法論争に何度も
参加して、熱い夏を過ごした結果、憲法論争は「9条2項の改正の是非」と「立憲主義を守るか
否か」に収斂[しゅうれん」してきていると思いました。これが私の熱い夏の大きな収穫です。

9条2項の改悪は
@自衛隊を軍として認める。
A海外でアメリカと共に戦争の出来る国とする集団的自衛権の容認です。

立憲主義の放棄は「国民が国に命令する憲法」から「国が国民の義務を定める憲法」に変えよ
うとすることです。

ここに論議が収斂してきたことが9条の会をはじめとする運動の最も大きな成果だと思いま
す。ここに軸足を据えれば、あらゆる「ウソとゴマカシ」を論破できると思います。
自民党案は「9条2項の改悪と立憲主義の放棄」をいずれも狙っています。8・15「中日の社
説」は「立憲主義の放棄」を危惧し、「憲法は100年は変えなくてよい」としています。

(茶谷寛信)





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