飼い主がリーダーになる




犬は外敵から自分の身を守るために群れを作ります。

群れを作る事によって犬同士の間には連帯感が生まれます。

そして必然的にリーダーの存在が確立され縦社会が出来るのです。

犬社会では、リーダーの言う事は絶対です。ほとんどの犬は

こうしたリーダーの存在に安心感を抱き、リーダーに従う事に

喜びを感じます。リーダーになるには、それなりの資格が必要です。

的確な指示を与える冷静さ、愛情ある態度、これを身につけ犬に信頼され

尊敬されて初めて犬からリーダーとして認められるのです。




訓育(馴致)




生後6.7−12週は、犬の性格が形成される大切な時期です。

生後まもないこの時期に遭遇した経験は犬の性格に大きく影響します。

この時期には、できるだけ多くの人に会わせるようにして下さい。

仕事の仲間や友人、近所の子供などに会わせ、コミュニケーションを

とることで、仔犬の豊かな感情が養われ、これが後に優れた能力として

はっきされます。本来犬は、交際好きな動物です。しかし、仔犬の

時期に、他の動物との接触が無いと、こうした好奇心が育ちません。

成犬になって初めて動物と出会うと、本能が働いて攻撃したり逆に

恐怖心からとても臆病な犬になってしまいます。

仔犬の頃から人間と同じように、犬や猫や鳥などに会わせておくように

しましょう。それと、仔犬のうちから、車などにも、慣らしておく必要が

あります。仔犬のうちから慣らしておかないと、車やバイクを見て怖がったり

攻撃したりします。車に乗せると酔う犬の場合は、車に乗せて遊びに行って

下さい。車=病院=注射 だと、犬は、車に対して嫌なイメージしかないので

車を見ただけで嫌がります。この時期に、世間をいろいろみせて慣らさせて下さい。