高脂血症とは |
---|
高脂血症とは血液中に正常以上の脂質が溶けていることを意味して います。正常でも、例えば、ペットの脂肪含有量が多い食物を与え ると4〜6時間以内に高脂血症を現します。この様な場合は問題が ありませんが、継続的に脂肪血症が見られる場合は異常です。異常 な高脂血症は炭水化物が体内で使われないので、その代わりとして 脂質を使うため血中の脂質が増えるか、あるいは、脂質が使われな いために血中に脂質が蓄積するなどの問題で起こります。 高脂血症を伴う病気には次のようなものがあります。 1・糖尿病 2・甲状腺機能低下症 3・副腎器皮質機能亢進症 4・長期にわたる副腎皮質ホルモンの投与 5・ネフローゼ症候群 6・飢餓 このように、高脂血症は多くの病気の症状として起こる のでそれぞれの病気に対応した治療と管理を行わなければなりません。 |
家庭での注意点 |
---|
高脂血症は前に述べたようにいろいろな病気から起こり、そのほとん どがペットにとって大変重い病気です。そのため、飼い主は十分慎重 にペットを管理する事が大切です。 1・清潔で新鮮な水を自由に飲めるようにする事が必要です。 2・高脂血症が起こる病気のほとんどが半永久的にそれぞれの病気に 適したプリスクリプション・ダイエットを必要とします。この時に注 意する事はプリスクリプション・ダイエット食以外の食物を与えると プリスクリプション・ダイエットの効果がなくなるということです。 これについては、次の食餌管理の所で述べます。 3・極度の運動、興奮および高温、低温などのストレスからペットを 守って下さい。 4・獣医師に処方してもらった薬はたとえ症状が改善されたように見 えても、必ず投薬指示に従うようにして下さい。 5・薬を投与した後に異常が見られたり、何か問題が起きたならば ただちに獣医師に相談して下さい。 |