
ネオンランプで静電気の正負を判別
静電気の学習で物体が静電気を帯びていることが分かっても正に帯電しているか府に帯電しているかはなかなかわかりません。
このような問題を考えるときに役に立つのがネオン管です。 愛知物理サークルを始めた頃のことです。大先輩の中川八太郎さんから教えていただきました。
医まではなかなか入手することが困難だと思いますが、ネオン管は管型のヒューズのような形をしていて電気器具のパイロットランプとして使っていました。
古い電気製品があれば調べてみてください。これは70~90ボルトくらいの電圧をかけると点灯するのです。
一瞬ではあるけれど静電気で蛍光灯をつけることができるのと同じように静電気でネオンランプをつけることができます。
ネオンランプを使うと、そればかりでなく、その物体が正に帯電しているか、負に帯電しているか、それを判別することができるのです。
帯電している物体をネオン管に触れてやると、その物体が府に帯電しているときには物体がふれた側の電極の周りがます。
その物体が正に帯電しているときには反対側の電極の周りが赤くなるのです。
このように必ず負に帯電した側の電極から電子が飛び出してきてその周りが赤く光るのです。
だから、発光した側がどちらにあるかをよく見ていれば、その物体の帯電の正負を判別できるのです。
帯電の様子の図を描いて、なぜこのようなことができるのがを考えてみましょう。
- 負に帯電したものをネオンランプに近づけたとき
- 正に帯電した物体をネオンランプに近づけたとき
【実験】
教室内にあるいろいろなものを互いにこすり合わせて電子を放出しやすさの順番を求めてみましょう。