物語〜天体鑑賞スクール


[注意] 以下に示すのはフィクションです。内容についての責任は持てません。 ただし、登場する天体は実在しますので、ご自分で鑑賞されることをお勧めします。


コーチ: 「え〜っ今日は、望遠鏡を覗いた時の歓声の上げ方について勉強します。」
少女B: 「なんでそんな勉強が必要なの??」
コーチ: 「他人に見せてもらった後に黙って去ると失礼だし、仲間と星の観察 をしている場合に、自分がみんなの注目を集める為にも必要なの!!」
少女C: 「注目を集める必要あるの?」
コーチ: 「一番乗りで観測地に到着し、広場の真ん中に望遠鏡を 設置したつもりだったのに、後から来た連中が自分より奥に機材を並べ始め、気がつくと 自分が一番端だった、、。って場合に仲間をこちらに引き戻さなきゃ、ずっと孤独でしょ!!」
少年A: 「それってコーチの性格の問題じゃないかなあ?!」
コーチ: 「五月蚊い!」
少女A: 「コーチ、うるさいって言葉は、五月のハエって書くんだよ!」
コーチ: 「俺は蚊の方が鬱陶しいから良いの!!
とあるアジアの国に出かけた時にホテルの部屋に大きな殺虫剤があったんだ。 最初は何の為かわからなかったけど、寝る為に明かりを消すと次々に蚊がやって来て 440Hzで羽音を立て、眠らせてくれなかったんだ!この440Hzというのはねっ、」
少女M: 「そろそろ本題に入りましょうよ〜」
コーチ: 「わかった、わかった。では順番に僕の15mm双眼望遠鏡を覗いて、 歓声を上げてもらおうか?!」
少女C: 「15mm双眼って、ちいさぁ〜、、。あの知る人ぞ知るゴールデン金太郎より小さいじゃん!! 名前はひょっとして銀次?」
コーチ: 「銀次っていうのは既にあるので銅三だよ。」
少女A: 「どーさんって変な名前!!某関西地方の人が象のことを丁寧語で言ったみたい!!」
コーチ: 「つべこべ言わずにやりなさい。」
少年A: 「じゃあ、僕から、、。『すっげえ!!』」
コーチ: 「まあまあだね。"す"と"げ"の間のためがもっと欲しかったな! 『すっ〜〜〜んげえ』って感じ。」
一同: 「なあ〜〜〜るほどぉ〜」
少女A: 「次はあたし、、。『Wow!! I have never seen such a incredible sight!! That is Orion great great great nebula!!』」
コーチ: 「かっこいいけど、皆引いてしまいそうだね。マイクまで 持っているとなおさら、、。」
少年B: 「じゃあ、ボク、、。『・・・』」
一同: 「???」
コーチ: 「無言で小さくガッツポーズしても暗いから伝わらないよ。 そういう場合は、身体に力を入れて歯を食いしばり、『う〜ん』と声を漏らしながら 衣服の擦れる音で力が入っていることを表現するんだ。」
少年C: 「でも、漏らしちゃいそうだね!じゃあ、ボクがやるね、、。 『こんなのあり〜っ??反則じゃん!!』」
コーチ: 「うん、声が思いっきり裏返るところと反則っていうわけのわからないところがすごくいい!」
少女C: 「次は私がやるね!!!『どうしてこれまでこんなに素晴らしいものを隠して いたのよ。いじわるっ!!」
コーチ: 「おいおい、恋人たちがじゃれているんじゃないから、、。」
少女B: 「こんなのはどう?『けっこうシャープですね!』」
コーチ: 「流石Bちゃん、スクール第2回目の私の説明をよく覚えていますね。 でも歓声とは異なるので、もう一度チャレンジして下さい。」
少女B: 「は〜い。『これっ、写真じゃないよね?ねっ?ねっ?ねっ?』」
コーチ: 「うまいっ!!さりげなく自分の目に暗めの照明を当てて、 信じられないという表情をしているということを皆に見せているところが流石、、。」
コーチ: 「さて、これまでは他人の望遠鏡を覗かせてもらった時のリアクションが 多かったけど、自分の望遠鏡に皆を惹きつけるような歓声はないかな??」
少女A: 「じゃああたし、、。『I Love Sooooooooooooooo much!』」
少女B: 「また英語?!ためがあるところは良いけど、、。」
コーチ: 「そうですね。でもこの言葉は文章にした方がより効果的だと思います。
私はこのLoveという表現が気に入りました。もし誰かが覗きに来て『しょーもなっ』って 思った時に『でも私は好きなんだもん!!』と言い訳することができますからね。」
少年B: 「次はおいら、、。『キャー!ステキっ!!』」
コーチ: 「録音した美しい女性の声を再生したんだね。
天体観察には男が圧倒的に多い為、反応すること間違いないので、良いアイデアだ。!!」
コーチ: 「他には??、、、もうねた切れか!!じゃあ私が 披露しよう!!(望遠鏡を東の低空に向けて)『なんだ、もう昇ってきてるじゃん!!』」
少年A: 「そう言われると『どれどれ』って見に行っちゃいそうだね。」
コーチ: 「でもまだ続きがあるんだよ!その時から30分間隔で、 『さっきより良く見えるけど見てみる??』って回りを誘うんだ!」
少年B: 「単純だけど高度な技だね。でも歓声を上げるのとは ちょっと違う感じがするけど、、。」
コーチ: 「良いんだよ!注目してもらえれば、、。」
少年・少女: 「コーチ、ところでいつもの薀蓄は?」
コーチ: 「うんちくって難しい漢字を知っているなあ!
何だか馬鹿にされている気もするが、、。じゃあNGC2169を覗いてもらおうかな?? 」
少女B: 「それ知ってる!!股の間からアイピースを覗くんだよね?!」
コーチ: 「そうだけど、、。Bちゃんパンツ丸見えだぞ!!」
少年・少女: 「これって37だよねぇ〜!!」
コーチ: 「よく覚えていたね。でも他のものにも見えないかな?? 例えばしょっぴんぐかーととか??」
少年A: 「ひらがなで言わないでよ!!確かにショッピングカートに 見えるね!!」
コーチ: 「これを見た服部良一先生が買い物ブギという曲を 作ったというのは有名な話ですね!」
少年C: 「ほんとかよ??きっと俺が生まれる前の話しだし、、。」
コーチ: 「そう、1950年ですね。もちろん私も生まれていませんよ
というわけで、今日はおしまい。皆さんも大勢の人が集まるG村とかで 今日覚えたことを試してくださいね。」
少年・少女: 「は〜〜〜〜〜〜〜いっ!!」
(おしまい)


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