大腿四頭筋を模したエアーシリンダーを配置し、長母趾屈筋を模したワイヤーを配置しました。
→膝関節が、立脚初期から中期での屈曲と遊脚期の屈曲が見られ、ヒトの二足歩行の特徴である“二重膝作用”が現れました。
なお、下肢に動力(エアーシリンダー)を用いた事から、“下肢の動力だけでも歩行できるのではないか”と考える方がいるといけないので、大腰筋を模したエアーシリンダーを止めて動かしてみました。
→全く歩行はできませんでした。しかし、体幹の回旋運動が少し見られる事から、やはり体幹で作られた慣性力を有効に下肢から地面に伝達することで、立脚・遊脚動作を行っていることが、より明らかになりました。
体幹運動の獲得が先決である事をリハやスポーツの現場で利用して頂ければと思います。(平成29年2月9日)