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年齢理由に夢 諦めないで

アイコン 名前 梅村 健次(バイソン)
アイコン 趣味 理科・海外旅行
アイコン   東南アジアで 理科を
    英語で 教えたい!
アイコン 春日井市白山町の梅村健次さん(62)
が7月、英国エセックス大の大学院を
一年かけて終了した。退職後に61歳で
入学。 梅村さんは「年齢を理由に諦めず
挑戦したことで自信になった」と話している

「挑戦が自信に!」


もともとは中学校の理科の教師。趣味として海外旅行を楽しむうちに「現地の人と話をしたい」と 思いが募り、

20代後半から英会話教室に通い始めた。 これまでに計45回の海外旅行を経験。

退職間際に「英語の中にどっぷりつかろう」と留学を決意した。

留学先は1ヶ月ほどの滞在歴がある 英国に定めた。 将来、英語を使って社会活動をしたいとの思いもあって

英語での意思疎通に役に立ちそうな英語教授法を専攻に選んだ。

渡英したのは昨年の8月、講義は日本の大学のように教員からの一方的な知識の伝授でなく

「子供に英語をどう教えるか」など討論中心で進んだ

大学で英語教授法を学んだほかの学生と違い、全てが初めての経験だった梅村さんにとって不安ばかり。

それでも「全体の6割でも理解できれば」と 割り切り、授業に出席。

諸外国からの留学生と一緒に学ぶ中で、英語の教え方の国による違いなど英語教授法への理解を深めた。

講義を通じて梅村さんは、英国では中高年向けの教え方についての議論がない点に注目。

修士論文のテーマを「英語を学ぶ中高年の最終的な目標について」と 決めた

日本の45歳以上の英語学習者にインターネットを利用してアンケートとインタビューをし、

英語の学習を通して何をしたいかを論文にまとめた。

英語を仕事に生かすわけではなく、海外での生活目的に学んでいる人が大半だという結論。

論文を読んだ担当教授からは「楽しみとして英語を学ぶ国民がいると初めて知った」

と 興味深い反応が返ってきた。梅村さんは「年を取ってもできることはある。

将来的には、東南アジアで理科を英語で教えたい」と新たな夢を語った。





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