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鳩小屋


忘れもしない2007年1月5日の朝のラッキーの散歩途中、ラッキーがくわえた物体、 それが今まで、僕のアトリエで犬のゲージに入っていた鳩のポッポである。 保護した当初、右側の羽の付根あたりから、出血していて、羽は抜け、 命が危ういと判断していたが、その後、元気に回復した。 ゲージの中で、羽ばたくようになり、そろそろかなと思い、近くの大きな駐車場で、放すが、全然飛べない。 十センチくらい飛んでは、落ちる。というかジャンプして落ちるというイメージだ。 行きつけの獣医からは、ちょとした怪我でも飛べないと聞かされていたのだが、 どうやら、最悪の結果となってしまったようだ。このまま、ずっと、アトリエで飼うには、 衛生的によくないと思い、庭に小屋を作り、そっちへ引越しさせようと考える。 初めての鳥小屋作成だ。子供の頃、父親が鶏小屋を作っていたのを思い出した。 やはり、その息子、同じように鳥小屋を作る運命にあるようだ。

まずは、材料集めである。 左の写真は、よくある蛇腹式門扉である。我家には、これが2つ廃材置き場で眠っていました。

まずは、これらを解体することから、始まった。 GW前までに暇を見つけては、コツコツと分解を繰り返してきた。

高さは、1.5mあり、幅と奥行きは0.9mとした。 また、床を50cm上げることで、ネコや蛇などから、大事な鳩を守ることができる。

12mmのタッピングネジで、骨格を作りこむ。

やっぱり、ドリルとジグソーは、便利である。

作成1.5日で、ここまで完成した。

まだ、波板は置いてあるだけの状態である。

波板は、父親から、実家に眠っていた波板の取り付けボルトを大量にもらって、取り付けた。

廃材の長さが短いので、苦労する。でも、このやりくりが非常に楽しい。

作成2.5日で、扉の取付まで完成。あと、ちょっとである。
最後に、蛇腹式門扉の中央で固定するときに使用するスライド式のステンレス棒の部分を利用して、 扉の固定用に使ってみた。
完成しました。

今回の出費は、タッピングネジ、ドリル刃、緑のアミ(4m)、蝶番だけである。約2000円である。

家にある使えるものは、使うことで廃材置き場にかなりのスペースができたことも、 うれしいが、やはり、あれこれ、考えながら、廃材を利用することが、面白い。

今回は、タッピングネジを使いすぎて、ドライバーを回しすぎて、手に水ぶくれができてしまう、 初歩的なミスをしてしまった。手袋は必須である。

完成後、鳩の引越しである。鳩一匹では広すぎる小屋である。 ウサギでも入れてみようかな。。。

鳩の引越しが終わった頃、ネコのみかんが、やってきて、背伸びして、鳩にちょっかいを出している。 鳩は、ボーボーと怒っている。でも、一番、興奮していたのは、犬のラッキーでした。 鳩を見つけるや、すごい勢いで、鳩小屋の周りをクルクル回って、ワンワンと吠えることも忘れ、 目の色を変えて、興奮している。犬の狩猟本能である。そういえば、この鳩をくわえたのも、 ラッキーだった。覚えているのかな?

とにかく完成できて、アトリエから鳩の引越しができ、 アトリエが衛生的によくなって、世は満足じゃ。 

鳩も満足そうじゃ。。。デッデボーボーと鳴きまくり、結婚相手を探しているようじゃな。