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雨水タンク


家庭菜園、花壇、プランタなどが増え、水をやる量も多くなってきた。夏は特にだ。 また、打ち水をすることで、少しの間だが、ひんやりと気持ちいいものだ。 夏になると節水という言葉を聞くようになる。そこで、ただの水である雨をタンクに貯めることを思いつく。 ネットで検索するとたくさんヒットする。参考になるものを探す。かなり、大規模なものもたくさんあった。 僕にはそんな財力は無いし、投資してもエコライフの満足度はあがっても、財布にはやさしくない。 そこで、市販の雨水タンクではなく、身近なホームセンターに売っているゴミ箱を使って、安価に作成してみた。

普通の家には、屋根があり、雨どいがあって、雨水を溝に流している。 よく屋根を見ると、たくさん雨水が集まって流れる個所とそうでない個所などまちまちである。なので、雨水が集まってきそうな場所からタンクに取り込む方が効率がいい。

左の方法に決定した。

雨水をタンクに入れるだけなら、考えるまでもないが、タンクには許容量があって、溢れることを考える必要がある。溢れた水を元のパイプに戻して、溝に流せばいい。

屋根から下りてきたパイプを直接、タンクの中に入れていないのは、雨が降り出した直後は、ゴミや塵などが流れてくるため、一旦、ゴミや塵などをサブタンクに沈殿させ、タンク内にゴミや塵がたまるのを嫌ったためである。

まずは、上から。チーズを入れてタンクへの分岐を作る。
左側のパイプは、サブタンクとなる部分。 その最下部には、ねじ込み式のフタがあり、定期的にこのフタを開け、中に入っているゴミや塵、雨水を取除く必要がある。 この抜き取り作業を行なうと、かなりの悪臭とともに、ドロ水が出て来るので、このサブタンクは機能している。

右側のパイプが、上の写真で分岐したパイプである。

写真中央部分が、雨水タンクのオーバーフロー時の排水パイプ。

右側の青と白が説明するまでもないが、ダストボックスいわゆる雨水タンクです。120Lと取り扱い説明書には書いてありましたが、実際に、貯水できるのは、100Lぐらいだと思われる。

そして、雨水タンクの下部に、弟から貰った蛇口を取り付けている。ただし、蛇口をつける個所は、補強が必要。ダストボックスに強度を求めてはいけない。

完成して、雨が降るまでが待ち遠しかった。そういう時は、雨が降らないものである。ようやく、降ってきた。 順調に雨水を満たしていった。そして、ダストボックスは、徐々に、まるまるしてきた。 四角の箱のはずなのに、まるまるとしてきたのだ。水を甘く見ていた。100Lといえば、100kgである。 やはり、ダストボックスに、そこまでの強度はなかった。そこで、補強することになった。 L字型のアングルを、ダストボックスの側面にボルトオン。この処置で、まるまるが、小太り程度になり、これにて補強完了。

難点といえば、蛇口から出る雨水の勢いが、これまた、なさけない。チョロチョロなのだ。 5Lのジョウロを満たすのに、4分ぐらいかかってしまう。 また、僕が住んでいる市では、こういった雨水タンクの設置の工事費に対する補助があるらしい。。。 工事費っていわれても、ねぇ。

良い点では、雨水の利用で得した気分になれるし、大地震で水の供給が止まった時のトイレにも使える。 さらに、都市部の集中豪雨時の河川への雨水の集中による洪水を防ぐことにも一役買うことになる。 これは、市の補助が出る理由にもなっている。

このダストボックスは、1980円で購入。全部で4000円ぐらいかな。 まぁ、市販の雨水タンクよりは、はるかに安上がりだが、何時なんどき、雨水タンクが弾けるかが心配だ。