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フロントベアリング交換


60km/hぐらいの速度をピークにフロントからゴーという唸り声?が聞こえる。。。 左にハンドルを切るとゴーゴーうるさい。右に切るとちょっと静かになる。 助手席側のフロントベアリングがダメになったときの症状らしい。

部品は、三菱純正品で、フロントベアリング(ASSY)が1つ6500円ぐらいした。 再利用できないセンターナットが1つ170円。
お願いすると工賃で3万ぐらいはかかるらしい。 結局、作業時間は、4H(8:30~12:30)でした。 要領をつかんだ運転席側は、作業時間1Hでした。 助手席側だけ悪くなったのかなと思ってましたが、実は助手席側のベアリングの方が損傷が酷かった。 交換後、そりゃ、静かで怖いくらいでした。いつも聞こえない音まで聞こえる。 今回の作業は、うまくできなければ、自走できないという厄介な状態となり得た。 だが、綿密な準備のお陰で特に問題もなく作業が終了した。 まぁ、これで、当分、ミニカの作業もないだろう。 次回は、ダストブーツですかね。 それにしても、今回も楽しい作業だった。

とにかく、ナックルを取り外すために、いろんなものを外す。
①タイヤを外す。
②キャリパーを外し、キャリパーを針金でコイルから吊るす。
③ディスクを外す。
④タイロッドエンドを外す。
※左の写真のような特殊な道具が必要。 ただし、この写真は運転席側。
⑤ショックとナックルのボルトを外す。
⑥ロア・アームとのジョイントを外す。

ここまで外すと下の写真の状態になります。

シャフト部分にあるボルト4本で固定されているのが、 今回、取り替えるベアリングASSY部分になります。

当初の予定では、ここで、ドライブシャフトを抜く予定でしたが、がんばっても抜けなかった。。。 簡単に抜けるはずなんだが。。。
仕方ないので、この状態で作業を続ける。

ナックルを外します。 プーラーという特殊な道具をここでも使います。
ナックルが外れました。

内側のベアリングの残骸がシャフトに残ったままとなり、ネットで紹介されていた通りだった。 これを外すのが大変らしい。

その残骸は、隙間無く張り付いていて、数秒思考回路が停止した。 これをどうやって、外すのか。。。 まずは、CRCをスプレーして、タガネ&ハンマーで、少しつづ残骸を外していく。

※ドライブシャフトが抜けなかったので、ほどよい高さで固定する必要がある。 しかも、ハンマーで叩いても、大丈夫な状態にしないと、他の部品を壊しかねない。 そこで、シャフトを馬に乗せることにした。
今回、用意したタガネ(スロットベゼル¥1460)&ハンマーを使って、少し隙間ができた。 ここまでくれば、いろんな物を使って、叩いていけばいい。

マイナスドライバー
スクレーパー
タイヤレバー
そして、最後は、プーラーを使う。


※場合によっては、グラインダーで切り落とす作戦も考えていたが、 プーラーを使うと簡単に抜くことができた。
これが、そのプーラーを使って外しているところである。

やっぱり、道具だね。
そして、取り外したナックル。

ボールベアリングのボールが見える。

そして、交換部分を取り外し、新旧比較。

右側が、苦労して取り外したベアリングの残骸。
後は、逆再生のように組み立てるだけ。

シャフトへの挿入は、プレス機がないので、 古いセンターナット&ベアリングの残骸でグイグイと締め付けて行った。