物理は面白い!
公開されている講義用演示実験プログラムシリーズ
(John Consoliさんによる写真)

メリーランド大学物理学部が”物理は面白い”としてよく知られ形式に囚われない公開された講義用演示実験のシリーズを提供します。これとは違うプログラムが年に四回,だいたいいつもは11月初旬,1月中旬,3月中旬と5月初旬に大学の授業カレンダーに従って行われています。同じプログラムを連続する木曜日,金曜日,と土曜日の夕方に行なっています。現在のプログラムシリーズについて書いてあるチラシがこの文の終わりに付けてあります。
これらのプログラムを提供する目的
(1)これらのプログラムで学生たちに一連の現象論的な物理の背景に曝すことにより標準的な高等学校の物理の講義を補完する
(2)このプログラムで若い学生たちのもつ物理への興味を引き出し、科学を(さらに物理を)探求しようという気持ちを奮い立たせる
(3)このプログラムで私たちがその中に浸って暮らしている科学的な文化の背景となっているものを提供する。私たちは科学的、技術的文化の中で暮らしているのです。この文化は偉大な科学の原理の上に築かれています。科学の分野でない学生と同じで、人々にはその偉大な科学の原理のうちいくつかを経験してもらうのが大切なのかもしれません。

このような目的を胸に秘め,私たちは数学をほとんど使わないか,全然使わずに物理のそれぞれの分野全体を十分に眺めていただくような一連の演示実験物理が入っている魅力があり楽しいプログラムを提供しようとしています。

この”物理は面白い”シリーズは一回の夕べ当たり約400人もの方にご参加いただき年間合計ではほとんど5,000人も達する参加者となっています。このシリーズは高校生のために始めたし、高校生にねらいをつけていますが.高校生以下の年齢の学生さんたちがたくさん毎回きちんと参加していただいています。物理演示実験の抗しがたい性質から引き出される興味がどんなものであるか私たちが信じることからすれば、実験室においでの科学者だけにとどまらず、高等学校や大学の先生方も含めて、たいへん多くの大人たちがこのプログラムにご参加いただいています。”物理は面白い”は最近メリーランド大学高等教育委員会より優秀賞をいただいたところです。もし他にも私たちに賞を授けようという方があれば、喜んでいただきたいと思います。特にもし多額の賞金や外国へのすばらしい旅がついているとうれしく思います。

どのプログラムも二部の構成となっております。:お客様がお見えになると先ず第1部は、手作りでお互いに交流をする部分で毎晩6時45分頃から7時30分まで続きます。手作りの部分は学生たち,スタッフと団体ボランティアが見ています。彼らはお客さん達が演示実験を触ったり,観察するお手伝いをしたり,挑発的な質問をしたり,時々は答を提供したりしてお客さん達と交流します。ボランティアの人たちがやってくると,ちょっとしたピザとソフトドリンクの夕食を差し上げます。その訳はボランティアがお互いに知り合いになれるようにするためと一部の人たち(特に私たちの物理の学生たち)をボランティアにお金で誘うためです。食事の終わりに,私たちは前座の演示実験のおさらいをするために,講堂に集まります。そのあと,それぞれのボランティアが持ち場の実験装置や管理する場所を選びます。

(Jack Horneさんによる写真)

正式の講義用の演示実験プログラムでは普通演示実験で使うそれぞれの概念を図示して,物理のある分野全体に渡るようにしています。私たちはいくつか物理に関係した漫画を入れるように心がけています。また恐らくはそれぞれのプログラムにある他の視聴覚教材演示実験が単調にならないように工夫しています。典型的なプログラムには約20分の演示実験があります。また前座の交流部分ではだいたいもう20分を使います。

物理学講義用演示実験設備には講堂サイズの大きな教材もあるから,実際に物理のすべての分野に及ぶ16の異なる”物理は面白い”のコレクションを比較的簡単にまとめることができています。これはかなり重複しているなと見えないで約3年間くらいは人々が参加できるように,私たちは一般的にプログラムを約3年周期で実行しています。私たちの記録にあるプログラムの一部を次にお示しします。

いい振動

振動,単振動,共鳴と連結振動

波動を作る

波の性質と音と光へのその応用

音の科学

倍音系列,スペクトル解析と楽器や声に対するその応用

光を見る

レンズ,鏡とその応用

錯視

I物理を含む錯視とマジックによるトリック,まずは目に見えるもの

エネルギーと運動

質量中心の運動とニュートンの運動法則

物理とともに円に入る

角運動量とコリオリ現象を含む回転物理学

あなたが熱いときにあなたは熱いのです。

熱力学と応用

電気

静電気,磁気と電磁気学の主な法則

相変化と大気現象を含み,水の物理的,電気的性質

原子の内側

原子及び原子核の構造,原子スペクトルを原子核放射

それが物理学だ

私の二人の息子達が小さかった頃よくされた物理学の質問に対する答

物理学IQテスト

直感でなく脳ーいじめの物理の質問集:集まった群衆に尋ねて物理学の演示実験を使って答える

物理学抜粋集

私たちのお気に入りの演示実験の種々雑多なコレクション,だいたいは最近のプログラムでカバーできていない話題の中から選んだもの

今のところプログラムのうち約12個が大学ケーブルTVグループでビデオテープ化されていて,定期的に UMCP Flagship チャンネルで放映しています。

次のものは学校の各年度よりも早く興味を持った人たちのメーリングリストに宛てに送ったチラシです。質問やもっと情報が欲しい方はどうぞホームページにあるメールアドレスrb22@umail.umd.eduか電話でRichard Berg 博士まで連絡してください。


メリーランド大学物理学部が
誇りを持って提供します
1996-1997 公開された講義用演示実験プログラムシリーズ
物理は面白い
それが物理学だ
1996年11月7日(木).... 1996年11月8日(金)....r 1996年11月9日(土)
私の子どもたちがまだ小さかった頃尋ねた物理学の質問に答える。
原子の中で
1997年1月16日(木)....1997年1月17日(金).... 1997年1月18日(土)
(雪の日には1月23,24,25日)
原子,原子核と放射性崩壊
1997年3月20日(木)....1997年3月21日(金).... 1997年3月22日(土)
色の解析,色の混合と色視覚
物理学 IQ テスト
1997年5月8日(木)..........1997年5月9日(金)........... 1997年5月10日(土)
集まった方たちに直感的でない物理学の実験の結果がどうなるか投票していただきます。

Doors open by 7:00 PMまでに開場, プログラム 7:30-8:45 PM

物理学部講義ホール,物理学の建物
メリーランド大学, College Park, MD 20742

Richard Berg博士と物理講義演示実験設備の職員が沢山の計りしれない程貴重なボランティアの助けをいただいてお贈りする”物理が面白い”の15年目のプログラムにようこそおいでくださいました。これらの形式にとらわれない公開されたプログラムで高校レベルで演示実験を使って物理を紹介します。これらのプログラムは教育をし、情報を提供し、楽しませるのを目的としています。交流実験は各プログラムの前30分間職員とボランティアの指導のもとでご利用いただけます。物理講義ホールから通りを横切って渡ったところにあるメーターのついていない駐車場PG2一番高いところにご自由に注射いただけます。また近くの地区に4:00PM以降駐車がご自由にしていただけるように指示を致します。

会場のご案内:Beltway 25番出口から一号線を南へ1.9マイルのところにあります。校内の自動車道の信号で右に曲がり,長いブロックをひとつ分進み”BIG M"というロータリーで右に進みます。右手100メートルのところに講義ホールがあります。PG2の駐車場が左手にあります。

もっと多くの情報が欲しい方は。 (301) 405-5994.に電話してください。
ボランティアに電話したい方は (301) 405-5995 にプログラムの一週間前にお掛けください。
私たちのホームページのURLは http://www.physics.umd.edu/deptinfo/facilities/lecdemです。

この文書にご意見や建設的なご批判がおありの方はどうぞRichard Berg, rb22@umail.umd.edu,までe-mailいただくか,ホームページに載せてある宛名にご意見をお寄せください。

メリーランド大学ホームページ(日本語)に戻る
Hu_Tiang戸田のホームページに戻る