小生が、トヨタスポーツに乗り始めて17年ほどたちました。

レストレーションは、94年にしました。

14年がたちまして、ちょうどいい具合にやれてきています。

レストレーション以後距離は伸びす、10数年でようやく1万キロです。

レストレーション前には、1年で1万キロは走っていました。

購入当時は、セミレストレーションでしたが、2年半ほどで、がたが来ました。
一念発起して、フル板金をする気になり、大枚を支払って板金修理を行いました。
途中で、中華航空機が落ちたり、肺炎にかかったりと大変でしたが、何とかTAMのミーティングに間に合いました。
レストレーションの板金は、今は亡きプロにお願いしました。
大変高かったのですが、塗装は以外は、気に入っています。
塗装は、シッケンズ経由で、トヨタへ1967年式UP15アメジストシルバーの調合を調べていただき、塗装をしていただきました。

(ご希望があれば、資料はお教えします。)

アメジスト、つまりは、紫水晶なんですから、むらさきっきぽいシルバーでした。

色が上がった時は、紫の度合いが強すぎて、嬉しいやら、悲しいやらなんだか変な気分でした。

当時の広報用のカラースチールをみると、確かに、紫っぽいシルバーでした。
調べてみると、きちんと紫っぽいシルバーだったので嬉しかった事を覚えています。

そんなカラーでしたので、目立ちました。
知り合いから、女の子乗せて○○を走っていなかった?と云われて、どきどきしたことも遠い思い出です。

参考までに申し上げれば、43年式以降のシルバーは、アメジストシルバーといいながら、赤みが無くなり青い系統のシルバーに替わった模様です。

エンジンは、パーシャルフローです.。
よく壊れるエンジンと思い込まれていますが、きちんと組んで、オイル、オイルフイルターの洗浄交換をマメに
行えば、焼きつきはありません。
現に、オリジナルの初期型エンジンをお持ちの方(41年式)のパーシャルフロー(いわゆる、おかまのついていないオイルチューブ(UP10、40年、41年式と同型のもの)でも、一度のオーバーホールも無く、メタルの磨耗で天寿を全うしたエンジンもありました。)

何度とない失敗の末、ようやく壊れないエンジンとなりました。

ブローした事、5回・・・・原因は、判ってみれば単純な事でした。
中古のコンロッドを使った事が原因で、そもそも、エンジンを分解すときの無知さ加減が招いた事故でした。
(これで、いったい幾ら使ったんでしょうか・・・・・・今なら寒気がします。)

餅屋は、やはり餅屋に!

でも得た経験はお金には換えがたいものです。
(くちだけの人にはわからない世界です。)
この世界では、人のしたことをさも自分でしたことのように語る人が多くて辟易する事もしばしばでした。

あるひとは、さも、全部自分が指示して作ったエンジンのようなことを散々言っていたが、その実、すべてお任せだった事が判明したのは、数年前の事でした。
その人のことを、よく知る人は、「口は良く滑るけど、テールは口ほど滑っていないよね」といって笑っていました。

個人で、非常に努力して直している人を見るとなんだか助けてあげたくなりますが、如何せん、コウ部品が出ないと自分が後20年楽しむための部品の放出はできないよなあと思ったりして悩んでしまいます。

餅屋は、餅屋ですが、少なくとも自分でできることは自分でするのがモットーです。

行き逢った人は数多いますが、いい思い出の人もいれば、唾棄すべき人もいました。
狭い世界ながらいずこの社会と同じで、十人十色・・・・でした。
十人十色といいながら、分かり合える人は少ないようです。
やはり、「くるま」という比較的高価な商品を趣味の対象にするので、着いて回るのは「お金」です。
安く仕上げた自慢をする人が多いのですが、それは、自分時間を使っている事を忘れている場合があるので
要注意意です。

全くの素人が、板金修理を行う事は決してお勧めしいたしません。
やはり、餅屋は餅屋です。
では、お金をかけて全部専門業者に任せたら良いのかといえばそうでもありません。
自動車は、それこそ、数ヶ月で小変更があったりしますので、考証が大切になります。
考証は、オーナーの調査に対する意識によって変わってきます。
できれば、ワンオーナーカーにめぐり逢えればよいのですが、それはほとんど困難ですから期待しないほうが
良い出でしょう。


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