そん ぶ
孫武(字:長卿)
(紀元前5世紀頃)
中国・春秋末期の人物。斉に生まれる。
13篇からなる兵法書を記し、呉の伍子胥の推挙により呉王・闔閭の許を訪れた。闔閭に女人らを使って指揮を執ることができるか請われると、部隊を編成して軍規を定め命令した。はじめ、女人らが従わなかったので、軍令が不明瞭だったとして自らの罪とし、命令を徹底させた。しかし、またも女人らが従わないと、今度は隊長の罪であるとして軍規に則り2人の女人を斬り捨てた。これにより女人たちは命令に従うようになった。
そこで呉王・闔閭に将軍として登用され、伍子胥とともに越・楚・斉・魯などを討って多くの戦功を立てた。
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