兵馬俑展


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2022/10/2

兵馬俑展
(9/28)
(撮影:田豊)


入口


<第一章 統一前夜の秦―西戎から中華へ>

第一章は撮影禁止エリア
秦統一以前の時代の様々な青銅器などを展示


きばよう
騎馬俑

最初に出迎えたのがこの騎馬俑
子供の粘土細工のような手抜き感漂うが一級文物
高さ20cm程度でそれほど大きくないが、不思議なインパクトがある
グッズにこの騎馬俑の人形でもあれば欲しかったが、残念ながらなかった
画像は第二章の解説動画から


<第二章 統一王朝の誕生―始皇帝の時代>

第二章から撮影可能エリア


こちゅうじゅんう
虎鈕ロ于

秦統一前後の時代の青銅器などを展示
ロ于は秦の軍楽器の一つ
この他、釜や武器などの青銅器や木簡などの文字資料もある


ぎざよう
跪座俑

馬の世話をする人物の俑
実際の7割程度の大きさ



いよいよ圧巻の迫力を誇る等身大の兵士たちの俑が登場


きしゃぶしよう
跪射武士俑

弩を持って待機する兵士の俑
特徴のある姿勢でグッズコーナーで人形が販売されていた
残念ながらお手頃価格の跪射武士俑人形は売り切れていた


りっしゃぶしよう
立射武士俑

弓を下に向けて構えている兵士の俑
兵士俑の中で最も躍動感があるものらしい


がいこうぶしよう
鎧甲武士俑

秦の一般兵士の俑
右手は弩の引き金に指をかけている形


がいこうぶしよう
鎧甲武士俑

上の武士俑とは別の一般兵士の俑
左手に剣、右手に盾を持つ形


せんしゃば
戦車馬

4頭の馬で牽く戦車用の馬の俑


がいこうぐんりよう
鎧甲軍吏俑

下級軍官の俑
冠の違いが身分の違いを表している


がいこうぐんりよう
鎧甲軍吏俑

上の鎧甲軍吏俑とは別の軍吏俑


がいこうきへいよう
鎧甲騎兵俑

鎧の丈が短く乗馬に支障がない形になっている
肩鎧がなく、袖が短いのも特徴


せんふくしょうぐんよう
戦服将軍俑

今回の目玉の一つ、日本初公開の将軍俑
鎧は着用していない
勇猛な[曷鳥](やまどり)の尾羽を用いた[曷鳥]冠(かつかん)を被る


武士俑の一団

複製品なので、実際の武士俑より少し小さい
しかし、ずらりと並んだ武士俑の姿は壮観


解説動画(1)

武士俑などは元々着色されていた


解説動画(2)

等身大で精巧な作りの俑は始皇帝の時代だけだった
その前後の時代は小さくデフォルメされている
精巧な人形には魂が乗り移るとしてタブー視されていた
画像は孔子が俑の在り方を厳しく批判した言葉


にごうどうしゃば
2号銅車馬

発掘された2輛の銅車馬のうちの一つ
2号銅車馬は御者が座っている安車
実物の1/2サイズだが圧倒的な迫力がある
展示されているのは複製品


キングダムパネル展示コーナー

漫画「キングダム」とのコラボ


<第三章 漢王朝の繁栄―劉邦から武帝まで>



さいしょくほへいよう
彩色歩兵俑

この頃になると、小さくデフォルメされた作りになる


さいしょくきばよう
彩色騎馬俑

鐙が発明される前の馬の制御法で騎乗している
馬体と兵士の下半身が一体に作られ、後から上半身が差し込まれる


ちゃくいしきぶしよう
着衣式武士俑

本来は可動する木製の腕があり、衣服を着用させていた
服で隠れる部分も表現されている
劉邦の出身地(楚)の地方に似たものが多くある


秦〜漢の貨幣

上は秦半両銭、下は漢代の金餅
他にも様々な貨幣やその型などを展示


きほうへいせいどうはくさんろ
亀鳳柄青銅博山爐

漢代で墓に納めたものの一つ
他にも様々な副葬品を展示
これそのものではないが、博山爐はコーエー三國志の宝物としても登場する


めんようとうよう
綿羊陶俑

家畜の俑の一つ


りゅうきんせいどうば
[りゅう]金青銅馬

[りゅう]の字は[流]の下に[金]
漢の武帝が憧れた大宛の汗血馬(?)


おうせい きちゅうきんいん
「王精」亀鈕金印

長さや幅が約1cmでとにかく小さい
丞相、列侯、将軍クラスあるいは皇太子のもの


さいしょくいっかくそうじじゅう
彩色一角双耳獣

最後に見た展示物


おしまい


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