1. |
ダイアモンドの性質 |
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屈折率:2.417 比重:3.52 モース硬度:10 結晶系:等軸 |
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万物の中で最も硬いとされているダイアモンドですが「へき開」といって、方向によって竹のように裂ける性質をもっており、落としたり、ぶつけたりすると当然、欠けたり割れたりします。ダイアとダイアをこすると、キズがつきますので、保管には十分注意してください。また、ダイアモンドの電気抵抗は非常に高く、本質的には非伝導ですが熱には弱く、690°〜875°Cで燃えてしまいます。
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2. |
ダイアモンドの語源 |
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語源はギリシャ語の「adamant(アダマント)」です。屈服しない、不屈なもの、征服しえない力のあるもの、という意味からきており、このアダマントが、ラテン語の「adamas(アダマス)何物にも侵されない硬い物質、征服されざるもの」になり、”a”が落ち、語尾が変化したものです。
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3. |
ダイアモンドの産地 |
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南アフリカ共和国、コンゴ、ボツワナ、オーストラリア、ロシアなど
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4. |
ダイアモンドの類似石 |
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合成ルチル、合成モアサナイト、チタン酸ストロンチウム、CZ(キュービックジルコニア)、GGG(スリージー)、YAG(ヤグ)、ジルコン、合成サファイア、合成スピネルなど
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5. |
ダイアモンドの賢い選び方 |
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「ダイアモンドは永遠の輝き」というダイアモンドシンジケート「デ・ビアス社」のCMがありましたが、まず、カットが悪ければダイアモンドは輝きません。 毎日のように身につけて、いつまでも慈しんでゆきたいものですから、なるべく大きな石を選んだほうが良いでしょう。小さなダイアモンドは、若いうちは似合っても年をとるにつれて、貧弱にみえてしまい、意外に飽きるのが早いものです。同じ値段のダイアモンドが2つあり、どちらにするか悩んだなら、4Cにこだわりすぎることなく大きい方を選ぶことをおすすめします。 |